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昨年11月から利用が増えているハローワーク姫路の学卒部門窓口=姫路市北条
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昨年11月から利用が増えているハローワーク姫路の学卒部門窓口=姫路市北条
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 姫路商工会議所(兵庫県姫路市)が会員企業を対象に2021年度の採用計画を尋ねたところ、回答した約1200社のうち、6割を超える780社が「計画なし」と回答した。新型コロナウイルス禍で経営環境が悪化している上に収束も見通せず、小規模な事業所に限ると7割が新規採用を見送る考えを示した。来春に向けた大学生らの就職活動は既に本格化しているが、20年度に続いて厳しい情勢も予想される。(田中陽一、地道優樹)

 アンケートは昨年12月に実施し、採用計画については1228社が答えた。

 採用を「増やす見込み」は399社(32・5%)で、「減らす見込み」が49社(4・0%)。規模による差は大きく、大規模な事業所では「増やす見込み」が55%と半数を超えたのに対し、小規模な事業所では21%にとどまった。

 業種別では、建設業で「増やす見込み」が44%と比較的高かったものの、同商議所によると「以前から続く人手不足の状況が解消されていないため」とみられる。一方、コロナ禍が直撃した飲食店など小売業では「計画なし」が72%に上り、増やす方針を示したのは19%だった。

    ◇

 就職活動を巡り、学生優位の「売り手市場」とも言われてきた状況は20年度、新型コロナで一変した。

 兵庫労働局によると、県内の大学などを3月に卒業する予定の大学生・短大生のうち、就職希望者の内定率は2月1日時点で77・9%。前年同期に比べて6・4ポイント低く、5年ぶりに80%を割った。ハローワーク姫路では昨年11月以降、高校や大学の新卒者、卒業後3年以内の既卒者を対象とした「学卒部門」の月間利用者数が前年同期を2割ほど上回る状況が続いている。

 希望する職種を見直して内定を得た学生もいる。この春、県立大環境人間学部(姫路市新在家本町1)を卒業し、大阪の不動産会社に就職する女子学生(22)もその一人だ。

 学内広報誌を作っていた経験を生かそうと、広報系の仕事を志して就活を始めた。エントリーしたのはアパレル会社や鉄道会社など50社近く。ただ、説明会や面接はコロナ禍でほとんどがオンラインとなり、採用自体を見送る企業も。6月を過ぎても内定先が決まらず、不動産関連にも選択肢を広げた。

 その結果、7月に営業職で内定を獲得。元々の志望先に対し「対面ならもっと熱意を伝えられたのでは」と思いつつ、「家の魅力を伝える仕事を楽しみたい。これから職場の人やお客さんたちと関われるのがうれしい」と意欲を新たにしている。

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