姫路市、21年度中にパートナーシップ制度導入へ

2021/03/10 05:30

姫路市役所=姫路市安田4

 兵庫県姫路市は、同性のカップルらを婚姻に相当する関係と公認する「パートナーシップ制度」について、2021年度中の導入を目指す意向を明らかにした。清元秀泰市長が8日の市会本会議で、「学識経験者らにも意見を聞いて創設したい」と説明した。 関連ニュース 新型コロナ 姫路で4人感染、1人死亡 「お前はロボット以下だ」授業中に不適切発言の教職員を懲戒処分 兵庫県で新たに41人感染 新型コロナ

 県内では、宝塚市が16年6月に同制度を初めて導入。全国の自治体でも4番目と早く、尼崎市や川西市など阪神間の自治体が続いた。今年1月には明石市も運用を始め、計7市に広がっている。
 姫路市人権啓発課によると、創設する自治体が増えるにつれて、市民らから「制度を取り入れてほしい」との声が寄せられるようになった。昨年、市民ら40人に実施したアンケートでは30人が導入に賛成したという。
 今後、市職員らが研修会への参加などで知識を深めるといい、清元市長は「(対象となるパートナーが)利用できる公的サービスの内容などを検討し、有意義な制度にしたい」と話した。(田中宏樹)

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