姫路市の黒川副市長が退任へ 任期途中の今月末

2021/03/12 05:30

黒川優副市長

 兵庫県姫路市の黒川優副市長(64)が任期途中の3月末で退任する意向を固めたことが11日、複数の関係者への取材で分かった。2期計約6年にわたって副市長を務め、清元秀泰市長の1期目が折り返しの時期を迎えたこともあり、交代が必要と判断したとみられる。 関連ニュース 【詳報】兵庫で534人新型コロナ感染 3人死亡 姫路市が33人の新型コロナ感染発表 姫路で36人新たに感染 22人が経路不明 新型コロナ

 後任は庁内から起用する方向で調整しているもようで、開会中の市会本会議に人事案が提出される見通しだ。
 黒川副市長は早稲田大卒で1980年に入庁。健康福祉局長や総務局長などを歴任し、石見利勝前市長の下で2015年7月に副市長に就いた。清元市長の下でも19年7月に再任され、総務や環境、健康福祉などの分野を担当してきた。任期満了は23年6月末。
 関係者によると、現在1期目の高馬豊勝副市長(59)は4月以降も続投するとみられ、副市長は庁内出身の2人体制が今後も続く見通し。
 また、松田克彦教育長(63)が任期満了に伴い3月末で退任することも分かった。新しい教育長は、副市長人事とともに市会本会議に提案されるとみられる。(田中宏樹)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ