副市長へ不適切要望 市議「声大きいが怒鳴っていない」辞職改めて否定 姫路
2021/03/23 05:30
姫路市役所=姫路市安田4
姫路市立白浜小(兵庫県姫路市白浜町)への相撲場整備を巡り、東京の両国国技館を模した意匠などを高馬豊勝副市長(59)に強く要望したとされる松岡広幸市議(54)が22日、神戸新聞社の取材に応じた。松岡市議は「確かに声が大きいところはあるが、副市長に怒鳴ってはいない」と不適切な要望を否定した。
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高馬副市長は3月中旬の市会常任委で、相撲場の意匠について「松岡議員からの圧力があり、地域への配慮が一線を越えてしまった」などと述べていた。
松岡市議は取材に「違法な行いや、間違ったことをしたつもりはない」と主張。市側が相撲場整備の進捗(しんちょく)状況を議会へ報告していなかったとし、「議員へ説明し、修正を加えたり実施を見送ったりはできたはず。その手順を踏まずに『圧力があった』と言われるのは納得できない」とした。
3月上旬には市会本会議で辞職勧告決議案が可決されたが、松岡市議は「地元から『辞めるべきだ』という声を受けていない」などとし、辞職しない考えを改めて示した。(田中宏樹)