姫路独協大、公立大法人化を市に要望「運営形態の見直しが不可欠」

2021/05/15 05:30

姫路市に要望書を手渡す独協学園の吉田謙一郎理事長=姫路市役所

 姫路独協大学(兵庫県姫路市上大野7)を運営する学校法人独協学園(埼玉県草加市)は14日、同大の公立大学法人化を姫路市に要望した。少子化の加速やコロナ禍での経済悪化などにより「運営形態の見直しが不可欠」と判断したという。 関連ニュース コロナワクチン廃棄防止へ「キャンセル待ち枠」 たつの市 ワクチン接種予約 井戸知事はネット「苦労した」 姫路市のコロナ新規感染者 3日ぶり30人下回る

 同大は姫路市と同学園の公私協力方式で1987年に開学。1学群3学部と、大学院の3研究科がある。
 同大によると、15年ほど前から学生数が定員を下回り、近年は赤字決算になるなど経営が厳しいという。
 同学園の吉田謙一郎理事長は「(公立化すれば)知名度や注目度が向上し、志願者の増加と経営基盤の安定化が見込まれる」と理由を説明。姫路市の清元秀泰市長は「検討会を立ち上げるなど、早急に対応したい」とした。(田中宏樹)

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