キリンの赤ちゃん25年ぶり誕生 姫路市立動物園
2021/05/30 21:19
出産した子ども(右)に顔を寄せる「キキ」(姫路市立動物園提供)
兵庫県姫路市立動物園(同市本町)は、雌のアミメキリン「キキ」(6歳)が5月20日に雌の子どもを出産したと発表した。同園でのキリンの出産は、1996年7月以来25年ぶり。母子ともに元気といい、6月中旬ごろの公開を目指す。
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キキは2018年3月、繁殖に取り組むため姫路セントラルパーク(同市豊富町神谷)から同園に貸与された。同じ4月25日が誕生日の雄「コウスケ」(16歳)とカップルになり、20年2月ごろに繁殖行動が確認されていた。
担当の飼育員が5月20日朝、キキの尻尾の下から子どもの前脚が少し出ているのに気付き、午前7時18分に新しい命が誕生した。子どもは現在、前脚の先から頭頂部までの身長が約170センチで、体重は60キロと推定される。
同園では昨年、人気者として長年愛された雌のアジアゾウ「姫子」や雄のエゾヒグマ「フウ」など飼育動物の死が相次いだ。河野光彦飼育担当係長は「久しぶりの明るいニュースでうれしい。まだ油断はできないが、すくすくと成長してほしい」と話した。(田中宏樹)