姫路市12~64歳対象のワクチン接種券 6月中旬から発送
2021/06/08 05:30
神戸新聞NEXT
新型コロナウイルスワクチンの一般接種で、兵庫県姫路市は12~64歳の市民を対象に、予約に必要な接種券を今月中旬から随時発送する。このうち、まずは60~64歳(約2万9500人)▽基礎疾患がある人(約4万4千人)▽高齢者施設などの従事者(約8500人)-の計約8万2千人を優先し、7月5日から複数の日程で予約を受け付ける。接種は同月中旬以降、個別、集団の両方で進める方針という。(井上 駿)
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市は、米ファイザー製ワクチンの対象年齢が12歳以上に引き下げられたことを受け、12~15歳についても保護者に同意を求めた上で公的接種を実施する。12~64歳の市民は、既に優先接種を受けている医療従事者を含めて約33万5千人。
接種券は、40~64歳▽17~39歳▽13~16歳▽12歳-の4段階に分けて発送する=表(年齢は2022年3月31日時点)。先行して予約枠を設ける約8万2千人については7月5日以降、一定の期間を空けて受け付ける予定で、各日の人数は調整中という。
65歳以上向けと同様に、市のコールセンター(TEL050・5526・1090)か、専用サイトから申し込む。基礎疾患がある人はかかりつけ医への相談を勧めている。
市はこの8万2千人のうち、実際に接種を希望するのは60~64歳=68%(約2万人)▽基礎疾患がある人=68%(約3万人)▽高齢者施設などの従事者=100%-と想定。2回目の接種完了は8月中旬を目指している。
基礎疾患の種別などは、厚生労働省が例を示している=表。「高齢者施設などの従事者」は、施設利用者に直接関わる人を広く対象とし、職種による制限は設けない。
一方、ほかの12~59歳についてはまだ詳細が固まっていないが、予約開始や接種の時期を年代ごとに区切るなどの対応を検討しているという。