ワクチン集団接種、姫路3会場で5千人分以上の空き 香寺でも12日から予約受け付け
2021/06/11 05:30
神戸新聞NEXT
新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種で、兵庫県姫路市は10日、5カ所目となる市の集団接種会場を、同市香寺町土師の香寺公民館に設けると発表した。12日午前8時から4500人分の予約を受け付け、20日から接種を始める。また、7日から予約を受け付けている集団接種会場では、広畑、飾磨、姫路独協大の3会場で計5478人分の空きがあり、担当者はまだ予約が取れていない対象者に利用を呼び掛けている。(井上 駿)
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香寺会場は6月20日~7月10日が1回目、11日から2回目の接種に入る。開設は土日のみで、土曜は午後1時半~5時半、日曜は午前8時半~午後0時半と午後1時半~5時半。ワクチンは米ファイザー製を使い、2回目の予約は1回目の接種後に会場で行う。
市によると、10日午後1時時点で集団接種会場の予約状況を確認したところ、広畑で3540人分、飾磨で1558人分、姫路独協大で380人分の空きがあるという。この3会場全体では計1万4608人分の枠があり、37・5%が埋まっていない計算になる。先行して先月21日に接種が始まった同市夢前町の前之庄会場(300人分)は、既に埋まっている。
また、かかりつけ医などで注射を受ける個別接種でも一部に空きがあるという。いずれも市のホームページで予約状況を随時更新している。
市は今月1日からコールセンターの回線を3倍の60回線に増設しており、電話がつながりにくい状況は解消されつつあるという。担当者は「電話がつながらず諦めてしまった人は、今のうちに予約してほしい」と呼び掛けている。