「不当要求行為の恐れ」の2件 三木市議が関与認める 姫路

2021/06/19 05:30

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 兵庫県姫路市議による市職員への言動2件が2020年度に「不当要求行為の恐れ」と認定された問題で、三木和成(かずしげ)市議(70)が18日、いずれについても自身の関与を認めた。同市議は神戸新聞の取材に「要望時に乱暴な言葉は使っていない」と主張し、職員側の訴えと一部で食い違いを示した。 関連ニュース 三田市など、計680軒で停電 明石市で新型コロナ2人感染 望海中時代「限界挑み続け成長」五輪競泳・小西杏奈選手にエール

 問題を巡っては、市が17日の市会総務委員会で「恐れ」と認定した事案を公表。2件は市などが実施する同一事業への要望で、今年1月と2月に威圧的とも受け取れる発言などがあったとした。
 三木市議は、姫路・白浜地域の公共事業について検証する市会特別委員会の委員。18日にあった特別委の冒頭、一部議員から「この中に該当者がいれば進められない。自ら名乗り出てほしい」と意見が出された。
 特別委は中断し、三木市議が所属会派を通じて関与を明らかにした。同市議は再開後の審議を欠席した。
 市は2件の事案について、識者らでつくる市職員倫理審査会に審議を諮問している。(田中宏樹)

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