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地域の掲示板には今年の方針をまとめた書面が張り出された=姫路市白浜町
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地域の掲示板には今年の方針をまとめた書面が張り出された=姫路市白浜町

 今年も従来通りの開催とはならなかった。新型コロナウイルスの影響で、規模縮小が決まった「灘のけんか祭り」。名物の一つ「神輿合わせ」を含む神事は実施するが、大きな見どころとなる屋台の練り合わせは見送ることになった。関係者や地元からは残念がる声が上がる一方、「感染状況を考えると仕方ない」との受け止めも広がる。

 けんか祭りは松原八幡神社(兵庫県姫路市白浜町)の秋季例大祭で、毎年10月14日に宵宮、15日に本宮が行われる。「若い衆らに(練りを)させてやりたいという思いは変わらない。苦渋の決断だった」。年番として祭りを取り仕切る八家地区の松本孝宣総代は、今年の決定をそう語った。

 昨年は屋台の練り合わせや神輿合わせを全面的に自粛。「今年こそ」との思いで調整を続けてきた。しかし、感染者数は増減を繰り返し、「むしろ昨年より悪化している」と松本総代。担ぎ手と観客が一体となる祭りには「密」がつきもの。旧灘七カ村(地区)の間でも意見が割れたといい、最終的に「大幅縮小」の形で固まった。

 氏子総代会の決定では、宵宮の屋台練りは「各村の判断」とし、巡行自体を自粛する選択肢も残した。ある地区の関係者は「屋台を担ぐと50~60人集まることになるため、台車に載せて地区を巡るくらいになるのではないか」と明かす。

 地元では26日朝から順次、今年の方針を記した書面が掲示板に張り出された。松原八幡神社を訪れた地域の女性は「本来の神事だけでもできるのなら」。八家地区の男性は「できるだけ本来の形で実施してほしかった」と残念がる一方、「クラスター(感染者集団)の危険性を考えれば、やむを得ない」と受け止める。

 屋台が同神社に集まる「宮入り」の様子が特に好きな場面という中村地区の山田陽一郎さん(59)は「仕方がないが、他地区との交流ができないのはやはり寂しい」と声を落とした。(山本 晃、地道優樹)

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