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路線バスの最前列に座ったかかし。制作した岡上正人さんが出発を見送った=姫路市安富町関
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路線バスの最前列に座ったかかし。制作した岡上正人さんが出発を見送った=姫路市安富町関

 兵庫県姫路市安富町関地区の名物にもなっているかかしが、同県宍粟市と神戸・三宮を結ぶ高速バスに続き、同地区とJR姫路駅をつなぐ路線バスにも登場した。新型コロナウイルス対策の一環で、運転手と乗客が一定の距離を保てるよう、最前列に親子で座る。JR三ノ宮駅近くのバスターミナルにも6体が設置され、静かに感染予防を訴えている。(森下陽介)

 関地区は「奥播磨かかしの里」と銘打った地域おこしで知られ、同地区出身の岡上正人さん(69)=同県宝塚市在住=が作ったかかし約130体が並ぶ。もともとは、バスを運行するウエスト神姫から「宍粟市の待合所で乗客同士の距離を取る仕掛けにかかしを使いたい」と相談を受けたのがきっかけだった。このアイデアをバス運転手と乗客との距離確保にもつなげた、というわけだ。

 関地区と姫路駅をつなぐ路線バスは2台で、1日2往復。いずれも親子で乗車しており、子どもの1体には小道具としてタブレットを持たせるなど細かな演出も施す。

 関地区を訪れる観光客にとって姫路駅発着の路線バスは主要な交通手段のため、かかしの里をPRする上でも効果が期待できるといい、ウエスト神姫の橋本友一運輸部長(58)は「コロナの影響で空いたスペースをまちづくりに活用したかった。これからも地域と一体となった企画を打ち出していく」と意気込んだ。

 6月には、宍粟の待合所から一部のかかしが「神姫バス神戸三宮バスターミナル」へ引っ越した。サングラス姿で「Social Distance(ソーシャルディスタンス)」と記された板を掲げるなど、少々インパクトのある6体がバスを待つ人たちの目を楽しませている。

 「かかしの活躍の場が広がってうれしい」と岡上さん。「観光客がかかしと同じバスで安富までやって来る日が待ち遠しい」と笑顔を見せた。

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