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野里ほっとこども食堂が始めた弁当の宅配=姫路市野里
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野里ほっとこども食堂が始めた弁当の宅配=姫路市野里

 新型コロナウイルス禍の収束が見通せない中、野里ほっとこども食堂(兵庫県姫路市威徳寺町)が新たな取り組みを展開している。子どもらが集まって食べるのは難しいため、弁当の販売や配達で月に1回、約100食を届ける。代表の紺谷清一郎さん(35)は「これまでは決まった時間に食堂へ来てもらう必要があったが、家庭の事情に合わせて活用してほしい」としている。

 同食堂は2017年に地元有志がボランティアで始め、天理教飾東大教会を会場に月に1回のペースで食事を提供。当初20人ほどだった利用者は120人を超えるまでに増えたが、コロナ禍の直撃により昨年3月から休止を余儀なくされ、長く再開できずにいた。

 「生活に困っている人にとって追い打ちとなる」。危機感を抱いた紺谷さんが考えたのが、弁当や菓子を持ち帰ってもらう「フードパントリー」と、各家庭に届けるデリバリーだった。食堂を運営する仲間の賛同も得て準備を進め、今年5月に実践に移した。

 デリバリーの対象は、子育てや介護などで外出が難しく、家計が厳しい家庭に限定。配達エリアは野里▽城乾▽城西▽城東▽城北▽増位▽水上▽広峰▽白鷺小中▽東-の小学校区で、無料で届ける。一方、フードパントリーは生活保護受給者やひとり親家庭が利用でき、高校生以上は1食300円、中学生以下は無料となっている。

 6月には6世帯がデリバリーを利用した。献立はコロッケにマカロニサラダ、カボチャの煮物、卵焼きとボリュームも栄養もたっぷり。子ども用に菓子の詰め合わせも配られた。配達を受けた女性(35)は、3カ月になったばかりの次男を腕に「朝から楽しみにしていた。とても助かります」と笑顔。長男(4)も「いっぱいお菓子がある!」と玄関先で歓声を上げた。

 コロナ禍で活動には制限があり、「支援を求める人に行き渡るにはまだまだ数が足りない」と紺谷さん。「これからも活動の輪を広げていくことができれば」と意気込んでいる。

 デリバリー、フードパントリーとも完全予約制で、弁当の内容は同じ。8月は11日に計画しており、予約は無料通信アプリ「LINE(ライン)」で1日夜から受け付ける予定。ID「@391ribkb」で検索する。(森下陽介)

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