ここは“忍辱(にんにく)村”、ここでできたニンニクは「ひと味違う」 住民グループが直売会

2021/07/09 05:30

収穫したニンニクの品質を確認する下岡にんにく村のメンバー=市川町下牛尾

 忍辱(にんにく)という地名があったことにちなみ、2017年からニンニクを栽培している兵庫県市川町下牛尾の住民グループ「下岡にんにく村」が10、11日、岡部川の下岡大橋近くで直売会を開く。 関連ニュース 汁に“小さな怪獣の手” 見た目は強烈ガゾウ汁 味は優しく豊かな風味 「ダムカレー」に続け オリジナルカレーでため池“華麗”にPR 曲がりくねった山道をひたすら進むと… 平家の落人伝説残る集落

 忍辱は仏の境地に至るための修行の一つで、地名は修行僧が付けたのではないかという。
 同グループは休耕田の活用や高齢農家の負担軽減、新たな特産品開発による地域活性化などを目指し、下岡地区の農家らが結成。18年に初の直売会を開いた。今年は大小約4千個を収穫。白ニンニクは10~12個(約500グラム)、無臭ニンニクのメガジャンボは2、3個(同)を、いずれも千円で販売する。
 にんにく村の「村長」、岡本京二さん(72)は「忍辱はめでたい地名。ここでできたニンニクはひと味違う。今は直売中心だが、将来は販路を増やしていきたい」と意欲を語る。
 午前9時~午後3時。下岡にんにく村TEL0790・27・0247
(吉本晃司)

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