保育士目指す若者応援 現役交え討論、やりがい体感
2021/07/13 05:30
「子どもが喜ぶ行事」について考える学生ら。パソコンの画面越しに中高生たちと話し合った=姫路市本町、ビズスペース姫路
保育士を目指す若者を増やし、夢の実現を後押しする「保育フェス」が11日、兵庫県姫路市内で開かれた。オンラインも含め、中高生や専門学校の学生ら約50人が参加。現役保育士を交えたパネルディスカッションやグループワークなどを通じて、仕事のやりがいを体感した。
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保育人材の確保に向けて姫路市が主催した。保育士になりきって「子どもが喜ぶ行事」を考えるグループワークでは、「夏祭り」などの計画を練った。「クリスマスパーティー」のプランでは、地域の人を巻き込むため「サンタさんを地元の人にやってもらう」などのアイデアが出た。
パネル討議には市内で働く保育士や専門学校の学生らが参加し、志望動機などを披露した。保育士ユーチューバーとして活動する「ふじこせんせい」もオンラインで登場し、「保育という枠にとらわれず、好きだと感じることを極めて」と呼び掛けた。
参加した姫路福祉保育専門学校(同市手柄)の2年女子学生は「中高生の自由な発想が新鮮だった。子どもの目線で考え、寄り添える保育士になりたい」と話していた。
(安藤真子)