ワクチン保管の冷凍庫が故障、96回分を廃棄 姫路市内の病院

2021/07/13 05:30

新型コロナウイルスのワクチン=神戸市中央区港島南町2、市立医療センター中央市民病院(資料写真)

 新型コロナウイルスのワクチン接種で、兵庫県姫路市は12日、個別接種を実施している市内の病院で、米ファイザー社製を保管していた冷凍庫が故障し、16瓶96回分を廃棄したと発表した。 関連ニュース <生老病支>がん治療による脱毛 患者会、布製のケア帽子作製 太子拠点「少しでも悩み軽く」 全国のお城ファン集まれ! 9月中旬「エキスポ」、姫路で初開催 世界遺産登録30年記念 琵琶の弾き語り、情感豊かに80人魅了 大藪旭晶さん「耳なし芳一」など4作披露 佐用

 市によると、11日午後1時ごろ、出勤した病院職員が規定の温度を超えていることに気付いたという。この日は接種予定がなく、やむなく廃棄処分にしたという。廃棄分は市が補填(ほてん)したため、今後の接種に影響はない。故障した冷凍庫も修理済みという。
 また市は、別の医療機関で出たキャンセル分を使い、清元秀泰市長が1回目の接種を受けたと発表した。10月に世界保健機関(WHO)西太平洋地域委員会の年次総会が市内で予定されており、各国要人と顔を合わす機会があるため、先行接種を検討していた。(井上 駿)

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