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防災本「自然災害で被害なんかにあいたくない!」を出版した西影裕一さん=姫路市
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防災本「自然災害で被害なんかにあいたくない!」を出版した西影裕一さん=姫路市

 兵庫県姫路市立小中学校の元教諭で、日本地震学会会員の西影裕一さん(67)=姫路市=が、防災本「自然災害で被害なんかにあいたくない!-防災に役立つ姫路の地形・地盤データ」を自費出版した。1995年の阪神・淡路大震災以来、四半世紀をかけて分析した市内約1500カ所の地盤情報(ボーリングデータ)を基に、災害時の被害予測を地域ごとにまとめている。(地道優樹)

 西影さんは京都教育大で地質学を専攻。卒業後は地元の姫路で教員となり、小学校の校長も務めた。阪神・淡路を機に地盤の調査を始め、市や建設会社から提供を受けた市内約1500カ所、4千本のボーリングデータを根気強く整理した。

 本ではその成果を基に、地盤の硬さや地質の構成、地下水が流れる深さなどを一覧にした。さらにデータを踏まえ、南海トラフ巨大地震や集中豪雨で起こりうる被害も分析。液状化や浸水、土砂災害の恐れがある範囲を図や写真で示した。県のハザードマップや過去の論文なども参考にしたという。

 特に細かく分析したのが同市大塩から網干区にかけての臨海エリアだ。埋め立て地が多い国道250号の南側は砂の層が厚い地点が多く、震度6強、マグニチュード7・5の地震が発生すると、液状化が起きる可能性があると指摘した。また広畑や大津、飾磨西部、白浜では国道250号の北側でも同様に液状化が起こりうる地域があるとした。

 集中豪雨で市川や夢前川が氾濫した場合に、浸水の危険性があるエリアも解説。市中西部に位置し、盛り土で大規模な宅地が造成された八丈岩山周辺の地形も詳しく説明している。

 西影さんは現在、城の西公民館の館長を務め、防災をテーマにした講演活動にも取り組む。今回の本はこれまでの研究の集大成で、「住む場所や、家の耐震補強を考える参考にしてもらえれば」としている。

 A4判、147ページ。2千円。ジュンク堂書店姫路店などで販売。

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