飲酒運転摘発 姫路署管内が県内最多に「少しだけなら…」重大事故も 今年上半期
2021/08/29 05:30
播磨最大の繁華街、姫路・魚町地区。パトカーで重点的に飲酒運転を取り締まっている=姫路市魚町
兵庫県警姫路署管内で今年上半期(1~6月)の飲酒運転の摘発件数が計40件に上り、警察署別で県内最多となっている。「少しだけなら、ばれない」。そんな軽い気持ちによる飲酒運転で、県外では多くの命を奪う大事故も発生していることなどから、姫路でも取り締まりを強化し、ゼロに向けて取り組んでいる。(山本 晃)
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県警によると、今年2月までは加古川署が最多の15件、続いて姫路署が10件だった。3月以降は逆転し、上半期31件の加古川を引き離した。姫路の昨年同時期は39件で、わずかながら増加した。年間でみると、昨年までは6年連続で加古川が最多を記録し、姫路が2位か3位で続く。昨年は加古川101件、姫路89件。飾磨署が54件で3位だった。
姫路署によると、これまでに摘発したケースで多いのが「寝落ち」。信号待ちなどで居眠りをしてしまい、青になっても車が動かないため通報されたり、知らない間にブレーキから足が離れ、前の車に衝突したりして発覚するという。姫路の繁華街では運転代行サービスが発達しているが、それでも金・土曜は数時間待ちの場合もあり、待ちきれずに飲酒運転したケースもあった。
新型コロナウイルス禍で自宅での時間が増え、生じた事例も。「宅飲み」中に酒やつまみを買い足そうとして、近くのコンビニまで車を運転するケースもあったという。
姫路署では飲酒運転の撲滅を重点項目の一つとし、姫路駅北の魚町地区などでパトロールを強化している。ふらつくなど動きが不審な車を追跡し、停止を求めて発覚するケースも多いという。摘発数の増加はこうした積み重ねの現れともいえる。
担当幹部は「少しならという気の緩みが大事故を招きかねない。摘発数にとらわれず、今後も取り締まりを強めていきたい」と話す。