明治から戦後の姫路 絵はがきや地図で紹介 見野の郷交流館
2021/09/06 05:30
懐かしい写真が並ぶ会場と福井孝幹さん=見野の郷交流館
明治から戦後にかけての兵庫・姫路の街並みや風景を紹介する催しが、見野の郷交流館(姫路市四郷町見野)で開かれている。地元在住の福井孝幹さん(72)が収集した当時の絵はがきや地図など約240点が並ぶ。26日まで。
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姫路市平和資料館(同市西延末)の元館長でもある福井さんは、趣味の一環で約40年前から古書店やインターネットなどでかつての姫路の様子を収めた絵はがきなどを買い集め、現在では数千点あるという。
会場では地域やテーマごとに絵はがき、写真を展示。買い物客であふれる姫路駅北側の商店街や、かつて飾磨にあった海水浴場、秋祭りの様子など、当時のにぎわいがうかがえる資料が並ぶ。
また、大正から昭和にかけての人気絵師、吉田初三郎がかつての姫路を描いた鳥瞰図(ちょうかんず)や、太平洋戦争時に米軍が空襲に先だって作成したとみられる姫路市街地の地図なども合わせて紹介している。福井さんは「当時の姫路の様子とともに、先人たちの生活の営みを感じて」と話している。
無料。午前9時~午後5時。見野の郷交流館TEL079・252・6659
(山本 晃)