衆院選・兵庫11区 立候補者に聞く 住吉寛紀氏(36)維・新

2021/10/22 05:30

住吉寛紀氏

■防災省創設し播磨誘致 関連ニュース 「2馬力選挙」巡り議論本格化 兵庫県知事選などで論点 来夏の参院選控え、公選法のあり方課題 健全な選挙のため法整備を 兵庫県議会が国に意見書提出 参政党が建築士の藤原氏擁立 次期参院選兵庫選挙区

 -国政へは初挑戦となる
 「新型コロナウイルスで困っている人の声が国政に届いていないと感じ、決断した。安倍、菅政権は、アベノマスクや需要喚起策の『Go To キャンペーン』など先を見通せていない対策ばかり。大阪は失敗もあったが、吉村洋文府知事の陣頭指揮で次々と対策を打った。今こそ、しがらみのない維新の突破力が必要だ」
 -何を訴える
 「東京一極集中の打破。地方分権を進め、中央省庁を再編する。コロナ禍や災害に一元的に対応する防災省を創設し、首都のバックアップ機能も持たせて播磨に誘致する。2025年の大阪・関西万博に向け、会場と姫路港を結ぶ海上ルートの創設やサテライト会場の誘致も訴えたい」
 -コロナ対策は
 「新たな変異株に備えるためロックダウン(都市封鎖)や水際対策を強化し、法整備を進める。2年間、消費税を5%に減税し、生活に必要な最低限の金額を一律給付するベーシックインカムを導入してセーフティーネットを強化する」
 -政権との距離感は
 「維新は自公政権の補完勢力ではない。スタンスが似ている部分はあるが、自民は支持団体に忖度(そんたく)して変える力がない。安倍、菅両首相は上から目線で、長期政権のおごりがあった。他の野党は批判が的外れ。本来の野党の役割を果たすのは維新だ」(聞き手・井上 駿)
 【メモ】住吉寛紀(すみよし・ひろき) 1985年、神戸市東灘区出身。宇宙飛行士の夢を断念し、東大院から証券会社へ。2019年の県議選で落選して以降、駅前での街頭演説が朝の日課となっている。妻と2人暮らし。愛犬ポメラニアン(雌2歳)と戯れるのが癒やし。

 【特集ページ】衆院選2021

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