衆院選・兵庫11区 立候補者に聞く 太田清幸氏(66)共・新

2021/10/22 05:30

太田清幸氏

■教育とコロナ支援拡大 関連ニュース 「2馬力選挙」巡り議論本格化 兵庫県知事選などで論点 来夏の参院選控え、公選法のあり方課題 健全な選挙のため法整備を 兵庫県議会が国に意見書提出 参政党が建築士の藤原氏擁立 次期参院選兵庫選挙区

 -立候補の動機は
 「安倍晋三元首相から続く自民、公明両党による政治を変えなければならない。森友・加計(かけ)学園や『桜を見る会』の問題など、政治の私物化が進んでいる。コロナ政策でも、医療機関などから反発があった需要喚起策の『Go To キャンペーン』を強行。東京五輪も実施を疑問視する世論を無視する形で開催した。安全保障法制などの問題も残っている。国民の命や暮らしを守るためにも、今の政治を改める必要がある」
 -選挙区の課題は
 「医療の維持だ。新型コロナウイルス禍で現場の方々はとても苦労されている。医療を前進させ、今後新型コロナのような感染症が拡大しても、しっかり対応できる体制を整えたい」
 -ほかに何を訴える
 「教育分野では35人学級の推進。1クラスの人数を減らし、子どもの顔が見えやすい教室を目指す。コロナ禍で苦しむ学生向けの支援や飲食店への補償はもちろん、多くが減収になっているという医療機関にも支援を広げたい」
 -野党共闘の動きもある
 「今の政治を変えるには、市民と野党が一つになることが最善策だ。私も実際、これまでに関わりのなかった労働組合にもあいさつをさせてもらった。今年に入り、衆参の補選や再選挙、地方選挙などで野党候補の勝利が目立つ。今回も皆で力を合わせたい」
(聞き手・山本 晃)
 【メモ】太田清幸(おおた・きよゆき) 1955年、和歌山市出身。旧姫路工業大在学中に共産党に入り、党西播地区委員長などを務めた。過去に兵庫12区から4度、衆院選に挑戦した。趣味は音楽鑑賞で、最近は沖縄の軽音楽をよく聴く。好きな言葉は「国民こそ主人公」。

 【特集ページ】衆院選2021

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