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昔ながらの「石掛式天秤搾り」で搾った新酒を確かめる須川陽司杜氏=姫路市広畑区本町
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昔ながらの「石掛式天秤搾り」で搾った新酒を確かめる須川陽司杜氏=姫路市広畑区本町

 昔ながらの日本酒の加圧方法「石掛式天秤(てんびん)搾り」による新酒造りが27日、兵庫県姫路市広畑区本町の田中酒造場で始まった。長さ約5メートルの天秤棒の端に石をかけ、その重みで搾り出す製法。じっくりと手間をかけた職人たちは、初搾りの一滴をわが子のように見守った。

 長方形の木製容器「酒槽(さかぶね)」の中にもろみを入れた酒袋を積み重ね、てこの原理で圧力をかけて酒を搾り出す。同酒造場で昭和30年代まで行われていたとされ、2000年に蔵から見つかった酒槽で復活させた。

 縄で結んだ総重量300キロ超の石がケヤキの棒をギシギシときしませると、銚子口からは少しずつ、透明な酒が流れ出た。1日で搾る油圧式と異なり3日ほど時間をかけるため、まろやかな味に仕上がるという。

 「米本来のうま味が溶け込んだ酒になってくれたよう」と杜氏(とうじ)の須川陽司さん(59)。新酒は「名刀正宗 しぼりたて 天秤搾り」として、12月中旬から販売する。田中酒造場TEL079・236・0006

(大山伸一郎)

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