姫路・大塩のノジギク、日笠山周辺で見頃 散策路白く彩る

2021/11/08 05:30

白く小さな花を咲かせるノジギク=姫路市大塩町

 兵庫県花として親しまれるノジギクが、姫路市大塩町と高砂市曽根町にまたがる日笠山周辺で見頃を迎えている。8月の長雨で例年より生育は悪いというが、散策路を白く彩る花は甘い香りを漂わせ、訪れる人の心を和ませている。 関連ニュース <四ツ目がとおる 兵庫はみだし近代考>板宿の菊園、秋錦園 大正時代、5万株咲き誇る 咲き誇れ「ヒマワリ」 復興の象徴、黄色い手袋で表現 「感謝と友情」胸に 神戸マラソン2024 ドクターイエロー、オレンジのコスモスと一瞬の競演 尼崎・武庫川河川敷で550万本見頃

 植物分類学の牧野富太郎博士が「日本一の大群落」と評したこともある大塩のノジギク。一時は里山の荒廃とともに激減したが、2001年に地元住民らが保存会をつくり、播磨灘を望む同山の斜面や馬坂峠の自生地、公園に苗を植えるなど保全活動を続けている。
 大塩のじぎく保存会の山本博昭さん(80)は「花の数も大きさも今年は良くないが、かれんな姿を楽しんでほしい」。場所などの問い合わせは大塩公民館TEL079・254・3178

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