ワクチン3回目接種 12月から医療従事者に、高齢者は2月から 姫路市

2021/11/09 05:30

ワクチンの3回目接種について発表する清元秀泰姫路市長=姫路市役所

 兵庫県姫路市は8日、医療従事者約2万人を対象に、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を12月から始めると発表した。11月下旬にも予診票一体型の券を郵送する予定で、接種はそれぞれの勤務先で受ける。高齢者や優先接種対象者向けの3回目は、来年2月をめどに始める方向という。 関連ニュース 加藤清正が池田輝政の母を気遣う手紙発見「容体悪くなられた、使者を出す」 たつの市の民家で 厳かに「龍王舞」 姫路・正八幡神社宵宮 屋台5台の練り合わせも 報徳2連覇、須磨翔風は初V逃す 秋季県高校野球 3位決定戦は社が制す

 ワクチンは2回接種から半年程度が経過すると、重症化を防ぐ効果が徐々に薄れるとされる。国は2回目から8カ月が経過した人向けに、3回目を受けられるよう準備を進めている。姫路市では11月中にも希望者への2回目を打ち終わる見通しで、接種率は12歳以上の対象者の8割に達するとみている。
 3回目の接種券は、時期に応じて2週間ごとに郵送する。高齢者については7月に2回目の接種を終えた人が多いため、3回目は来年3月にピークを迎える。
 清元秀泰市長は会見で「高齢者の間では1、2回目と同じ医療機関で3回目を受けたいという希望が多い」とし、過去の接種記録から逆算してあらかじめ日時や医療機関を指定する方式を検討していると説明。「スムーズに3回目を受けられるよう準備していきたい」と話した。(井上 駿)

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