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「銀の馬車道ギャラリー」を完成させた住民たち=姫路市船津町
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「銀の馬車道ギャラリー」を完成させた住民たち=姫路市船津町
地場産業は瓦作り。姫路城のしゃちほこ(復元)が目を引く=姫路市船津町
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地場産業は瓦作り。姫路城のしゃちほこ(復元)が目を引く=姫路市船津町
外壁には馬車の車軸と車輪を展示=姫路市船津町
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外壁には馬車の車軸と車輪を展示=姫路市船津町

 明治、大正期の馬車専用道路「銀の馬車道」の休憩所跡にある兵庫県姫路市船津町の大沢(おおざわ)公民館が、地域住民の手で「銀の馬車道ギャラリー」に生まれ変わった。地場産業の瓦、昔の集落のスケッチ、現在の馬車道エリアの写真など、住民が調達した展示物を並べ、地域の歴史が学べるようになっている。23日にお披露目の会を開く。(上杉順子)

 公民館は約70年前、瓦作りはもちろん、大工や左官ら建築関連の職人が多い土地柄を生かし、住民が自力で建てた。所在地は銀の馬車道時代、人馬が休息を取る「立場(たてば)」だったという。

 集いの場として長く親しまれたが、近年は老朽化が進んでいた。近隣に新しい集会所もあるため、有効活用策を協議。銀の馬車道の日本遺産認定を受け、散歩やサイクリングを楽しむ人が往時のように休憩でき、地域史も学習できる施設に改修することにした。

 建設時と同様、リニューアルも住民が全て担った。専門委員会を組織し、展示内容を検討。地区に農業用水をもたらした西光寺野(さいこうじの)疎水路の完成は馬車道開通で実現したこと、瓦作りが地場産業になった理由などを伝える。昭和初期に地域の子どもが描いた村のスケッチ、鉱山ゆかりの「からみ石」などは、近くの民家に保管されていた物だ。

 洋画家の尾田龍さん(1906~92年)、ガラス工芸作家の青野武市さん(1921~2011年)ら、地元出身の芸術家の作品も関係者から寄贈を受けるなどして展示する。

 今後は地元小中学校の地域学習の場、銀の馬車道関連の講演会場などに活用される予定。休憩場所にあるトイレの水洗化も計画している。委員会代表の清水清さん(70)は「50年後の子どもたちに地区の歴史を伝えるのが目標。全て手作りで大変だったが、皆の協力で実現した」と話す。

 お披露目の会は午前9時~正午。音楽演奏や銀の馬車道に関する講演などがある。公民館は当面、土日の日中に開放する。閉まっている場合は入り口の貼り紙にある携帯番号に連絡を。所在地は同市船津町5289の1。

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