使い終わった革、微生物が分解しやすく 姫路の会社が開発へ 「なめし」に化学物質使用せず

2022/01/15 05:30

環境に優しい革としてゼオライトレザーをアピールする福本真也社長ら=三昌

 製革業の三昌(兵庫県姫路市四郷町山脇)が、「ゼオライトレザー」と名付けた「環境に優しい革」の研究開発に力を入れている。同社によると、革製品の素材としての役割を終えた後、従来の革よりも自然界の微生物による分解が進みやすいという。 関連ニュース バレーV1女子 姫路はデンソーに敗れる オミクロン、第6波の傾向や具体的症状は 保健所長に聞く 姫路で114人感染 週平均が前週比11倍、「第5波」上回るペースで急増 新型コロナ

 革の生産工程で、原料となる動物の皮の腐敗を防ぐ「なめし作業」に、石灰岩からつくられる鉱物「ゼオライト」を使用。すでに試作品が完成し、取引先で革製品づくりにも活用されている。
 従来のなめし作業は、化学物質を使うクロムなめしが主流。また、樹液を原料にした植物タンニンなどを用いる場合もある。ゼオライトを使えば、なめしの質を保った上で、環境負荷の低減につなげられるとして、ヨーロッパの製革業者などが取り入れ始めている。
 福本真也社長は「日本の革が世界と戦い、生き残っていくには、優れた技術に加えて環境を考えたものづくりのアピールが必要」と話している。(段 貴則)

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