カピバラ、温泉でほっこりくつろぐ 目を細めて時折「キュ~」

2022/02/28 05:30

湯気の中で気持ちよさそうに打たせ湯を浴びるカピバラ=姫路セントラルパーク

 姫路セントラルパーク(兵庫県姫路市豊富町神谷)にある「温泉」で、カピバラが湯気に包まれて至福の表情を浮かべている。本来は南米のアマゾン川流域をすみかとするカピバラにとって、日本の冬は苦難の季節。湯船や打たせ湯でくつろぐ姿が、来園者の心を癒やしている。 関連ニュース カピバラは湯冷めしないの? 研究者に聞いてみた 【動画】癒やしのカピバラモテモテ 飼育数10年で3倍に 日本の冬はつらいよ アマゾン育ちのカピバラは温泉でスキンケアをしていた!

 「カピバラ温泉 だらけの湯」は例年11月から翌年春まで約40度のお湯を張り、冷え込みが続けばパーク内の6匹は入浴ざんまいの日々を送る。食事の時間以外はほぼ湯船近くで過ごしており、目を細めて時折「キュ~」と鳴く姿に、誰もが目尻を下げる。
 「実は群れの仲間以外と激しいけんかをするほど気性の荒い面もありますが、入浴時は間近で見られるのも人気の理由のよう」と飼育担当者。間もなく訪れる春までのリラックスタイムだ。(大山伸一郎)

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