「食べれば鮮度に驚く」家島の白鷺サーモン、出荷開始 年々高まる人気
2022/03/13 05:30
続々と水揚げされる「白鷺サーモン」=姫路市白浜町
兵庫県の家島諸島で養殖されたトラウトサーモン「白鷺(しらさぎ)サーモン」の今季の出荷が10日、始まった。県内ご当地サーモンの先駆けとして商品化された新鮮な海の幸は、5月までに約1万8千匹、30トン超が姫路、西播地域を中心にスーパーや鮮魚店などに届けられる。
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姫路市家島町の西島で釣り堀を営む荒木栄さん(64)が、釣り客向けに養殖を始めたのは四半世紀前。稚魚から約5カ月かけて育てたサーモンは2015年から、例年3~5月に生け締めにして出荷する。今年は稚魚の総量が少なかったため水揚げは例年より少ないというが、水揚げ翌日には食卓に届く圧倒的な鮮度を武器に、人気は年々高まっているという。
卸売りを担う丸魚水産(同市延末)の男性(53)は「初めて食べる人はその鮮度としつこくない脂身に驚くはず」と太鼓判を押した。(大山伸一郎)