姫路・清元市長、減給へ　白浜の公共事業で不適切な予算執行受け

　兵庫県姫路市白浜地域の公共事業で不適切な工事発注や予算の増額が相次いだ問題で、同市の清元秀泰市長は１８日、自身を減給１０分の２（１カ月）とする方針を固めた。市議会定例会最終日の２９日にも関連の条例改正案を提出する。 関連ニュース 神秘の姫路城！夜空に織り成す光の庭 竹馬、八艘跳び…見事な技に園児ら歓声　伝統芸能・猿回し、幼稚園など巡り公演　姫路のNPO ＜播磨びと＞和の伝統美、発信続ける　庭園研究家・青木清輝さん(65)

　同地域では小学校の相撲場建設や公園への複合遊具整備などで、不透明な事業費の増額が発覚。市は同地域を地盤とする松岡広幸市議が市職員に威圧的な言動で遊具の仕様変更を求めるなどしたとして、不当要求行為と認定した。
　市は今月１６日、不適切な予算執行に携わったとして職員６人を訓告などの処分とした。清元市長は管理監督責任を取り、減給を判断したとみられる。（田中宏樹）