書写山から播磨平野を一望 山上駅に展望デッキ「ミオロッソ」完成
2022/03/20 05:30
愛称が「ミオロッソ書写」に決まった書写山上の展望デッキ=姫路市書写
兵庫県姫路市の書写山上と麓をつなぐ「書写山ロープウェイ」の山上駅(同市書写)で、播磨平野を一望できる展望デッキが完成し、19日にオープニングセレモニーがあった。公募していた愛称は「ミオロッソ書写」に決まった。
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1958年の同ロープウェイ開業時に設けられた展望台が老朽化したため、市が新設した。デッキからは姫路市の市街地や播磨灘を見渡せ、新緑や紅葉など四季折々の眺望が楽しめる。山上に位置する書写山円教寺は「西の比叡山」とも呼ばれ、播磨を代表する観光スポットにもなっている。
この日は開業からちょうど64年となる節目。セレモニーには地元の関係者ら約20人が参加し、テープカットがあった。同ロープウェイを指定管理者として運行する神姫バスの長尾真社長は「新しく、スタイリッシュな展望台に生まれ変わった。書写山周辺の活性化に向け、集客イベントに取り組みたい」と話した。
愛称は同社が2月に募集。1552点が集まり、「播磨平野を見下ろそう」という意味を込めた「ミオロッソ書写」が選ばれた。(井上 駿)