ゴシゴシ豪快 カバの歯磨きお手本に、虫歯にならないで 園児らに公開 姫路の動物園

2022/06/04 05:30

豪快なカバの歯磨きに見入る園児ら=姫路市立動物園

 「歯と口の健康週間」(4~10日)を前に、姫路市立動物園(兵庫県姫路市本町)で3日、雌のカバ「希望子(きぼこ)」の歯磨きが公開された。大きく口を開いた希望子の歯を飼育員が専用のブラシで豪快に磨き上げると、見物客からは歓声が上がった。 関連ニュース 「おすし」に見える深海生物 水族館で展示、話題に 余部のアイドル…カメの駅長「そらちゃん」に天敵現る 水浴び後は、いつも怒りのタックル 【写真】まるでちょんまげ姿の人面ヒラメ

 子どもたちの虫歯予防のために同園が10年前から企画。新型コロナウイルスの影響で中止が続き、3年ぶりの開催となった。
 38歳の希望子は、体重約1・5トン、体長は約2・5メートルで、リンゴやニンジンなど1日に30キロを食べる。
 この日は、近くの園児や親子連れら50人以上が見学。飼育員の上原洋浩(よしひろ)さん(49)に促されて希望子が水面から顔を出すと、園児らが身を乗り出して巨大な口に見入った。洗車用ブラシに長い柄を付けた特製歯ブラシで上原さんが磨き始めると、希望子は気持ちよさそうに目を細めていた。
 餌やりを体験した女児(5)は「虫歯にならないように毎日歯磨きするよ」と笑顔だった。(森下陽介)

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