姫路イーグレッツ、大いなる挑戦へ 女子バスケ国内最高峰のWリーグ10月開幕、播磨で10試合開催
2022/06/14 05:30
練習拠点の旧鶴居中学校体育館で汗を流す選手たち=市川町神崎
女子バスケットボールの国内トップリーグ「Wリーグ」は10月に始まる今季の日程を発表した。兵庫県姫路市と神崎郡を拠点とし、今季から初参戦する「姫路イーグレッツ」は10試合を播磨地域で戦う。いずれも強敵相手で大きな挑戦となるが、地元関係者からはファン層の拡大や認知度アップに期待の声が上がる。(大山伸一郎)
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同リーグは10月から来年3月までレギュラーシーズン、4月にはプレーオフを開催する。昨季は13チームで争い、トヨタ自動車が連覇を達成した。
レギュラーシーズンは2戦開催で全13週あり、リーグ14チーム目となったイーグレッツは5週10試合を播磨で戦う。
播磨地域では12月10、11日にアイシン(昨季11位)、同24、25日にシャンソン(同4位)をヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市)に迎える。来年1月21、22日には赤穂市民総合体育館でENEOS(同3位)、3月4、5日にヴィクトリーナ・ウインク体育館で東京羽田(同9位)、同18、19日に上郡町スポーツセンター(SC)で三菱電機(同7位)と対戦する。
これまでもWリーグ公式戦の招致を続けてきた姫路バスケットボール協会は12月10、11日の試合を4季ぶりに主催する。林孝博理事長(56)は「トップリーグの選手は子どもたちの目標になる。奮闘に期待したい」とエールを送る。
赤穂大会を支援する同県赤穂市バスケットボール協会の坂本昌彦さん(62)は「女子トップリーグの試合は20年以上なかった。幅広い世代に関心を持ってもらいたい」と期待を寄せる。
上郡町SCは、2006年の「のじぎく兵庫国体」成年女子の会場で、5シーズン前にもWリーグの試合が開かれた。同町バスケットボール協会の高野光晴さん(49)は「播磨のチームを身近で応援できる、大切で貴重な経験。地域の球団が子どもたちの目指す場所になってもらいたい」と夢を膨らませている。