勇壮「けんか祭り」と響き合うこぶし 東京の歌手みやま健二さん、演歌「灘のおとこ節」発売へ

2022/07/18 05:30

播磨灘を背景にミュージックビデオの撮影に臨んだみやま健二さん=姫路市木場、小赤壁

 東京を拠点に活躍する歌手みやま健二さん(66)が8月10日、兵庫県姫路市の名物「灘のけんか祭り」をテーマにした演歌「灘のおとこ節」を発売する。ミュージックビデオ撮影のために祭りが開かれる白浜地区を歩いたみやまさんは、「地元の人にも愛してもらえる楽曲にしたい」と抱負を口にする。 関連ニュース 丘みどりさん、志村さんとの共演で「初めてだよ」と言われた思い出語る 姫路「灘のけんか祭り」3年ぶり通常開催へ 演歌界初!? 歌手・沖田真早美が同じメロディーで演歌とバラードを歌った新曲を発売

 「灘のけんか祭り」は新型コロナウイルス禍で延期が続き、今秋3年ぶりの通常開催が予定されている。
 みやまさんは京都府出身で、44歳のときに長年の夢だった歌手としてデビュー。今作は全国の祭りをテーマに歌うシリーズの3作目で、これまでに石川県・能登半島の「キリコ祭り」や愛媛県の「新居浜太鼓祭り」を題材にしてきた。
 作詞は、長山洋子さんの「じょんから女節」を手がけた鈴木紀代さんが、作曲は日本レコード大賞の作曲賞受賞経験がある桧原さとしさんが務めた。屋台を勇壮に練り合わせる男たちをイメージしながら「雄叫(おたけ)びあげる灘のおとこ節」「ヨーイヤサーヨイヤサ」などとこぶしをきかせて歌い上げる。
 みやまさんは「派手で勇ましい祭りの印象を曲で表現した。祭りどころで受け入れられるか今からドキドキ」とほほ笑んだ。
 CDは1枚1350円。所属事務所のワラカスTEL06・4980・9086
(森下陽介)

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