夢はお笑い芸人のマネジャー 独学、初受験で難関試験突破 姫路商業高3年の福原さん

2022/09/10 12:00

在校生として初めて日商簿記検定1級に合格した福原太郎さん=姫路市井ノ口

 難関試験とされる日商簿記検定1級に、姫路商業高校(兵庫県姫路市井ノ口)3年の福原太郎さん(18)が合格した。お笑い芸人のマネジャーという夢への一歩といい「合格できてほっとしている。お笑い芸人のお金回りを管理できるよう、次は税理士資格を取得したい」と意気込んでいる。 関連ニュース 「心肺蘇生法、分かるのでやります」 中3男子が意識不明男性の命救う 「帰るとこ、なくなっちゃった」 少女がこぼした家族の終わり 女子高生4人、ウシガエル一本釣り 何のため?


 福原さんは2年生のとき、同高が実施する同検定2級の対策講座に参加。見事合格し、志望する関西学院大商学部の推薦入試に出願しようと、1級への挑戦を決めた。
 準備期間は約半年。4カ月間はひたすら参考書を頭にたたき込み、残りの2カ月間で過去の問題集などを解いて分からない問題を減らしていったという。試験前の数カ月は平日4~5時間、休日10時間を試験対策に費やした。試験直前に得点率が8割以上になり、自信につながったという。
 1級の合格率は1割ほど。福原さんは予備校などに通わず独学で挑み、初受験で合格。指導した松井英司教諭は「分からないことにとことん向き合う姿勢が弾みになった」と合格を共に喜んでいた。(安藤真子)

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