ヨーイヤサー!屋台7台、雄姿戻る 姫路・灘のけんか祭り宵宮 秋空の下、豪華な屋台が輝く

2022/10/14 20:55

境内で勇壮に練り合わせる(左から)宇佐崎、妻鹿、中村の屋台=松原八幡神社(撮影・大山伸一郎)

 「灘のけんか祭り」で知られる松原八幡神社(兵庫県姫路市白浜町)の秋季例大祭が14日、宵宮を迎えた。新型コロナウイルスの影響で通常開催は3年ぶり。晴れ渡った秋空の下、各地区自慢の豪華な屋台が輝く。「ヨーイヤサー」「ヨッソイ」。威勢のいいかけ声と太鼓の音が戻ってきた。(井上 駿) 関連ニュース 優しい味わい「飲む点滴」 播磨の秋祭りに欠かせない! 秋祭りで男性が転落し負傷、医師の姫路市長が応急手当て 3年ぶりに帰ってきた、勇壮な屋台練り 姫路・灘のけんか祭り宵宮


 旧灘七カ村の7台の屋台は氏子に担がれ各地区を巡行した後、同神社に集まり、午前11時すぎ、東山地区が宮入り。木場、松原、八家、妻鹿、宇佐崎、中村が続いた。
 楼門では、灘中学校の放送委員が地区ごとに屋台の歴史や特徴を紹介。シデ棒に囲まれた各地区自慢の屋台を練り子が荒々しく揺らし、気勢を上げる。それぞれの屋台は、楼門ぎりぎりの高さを滑り込むように宮入りした。
 夕刻、境内で神事を終えた7台の屋台が再び楼門前に集まった。日が沈んだ後も電飾を輝かせて練り合わせ、各地区の意地の張り合いが続いた。
 15日の本宮は、神社の西約800メートルのお旅山で、昼すぎから3基の神輿(みこし)を激しくぶつけ合う「神輿合わせ」がある。

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