姫路名物アーモンドバターをサブレに 隠し味は家島産の塩、包装もぐっとおしゃれに 地元洋菓子店が開発
2022/10/21 05:30
アーモンドバターをイメージした新商品のサブレをPRする生田裕也さん(右)=姫路市下寺町
兵庫・姫路名物の一つ、アーモンドバターをイメージしたサブレを、兵庫県姫路市大塩町の洋菓子店「パティスリー ル・プティブルー」が開発した。アーモンドの食感やバターの香りを感じられる味わいが特長で、贈答用を意識し、包装にもこだわった。オーナーシェフの生田裕也さん(44)は「姫路の新しいお土産として成長させたい」と意気込む。
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店は2016年にオープン。当初から地産地消に力を入れた商品作りを進め、19年に発売した家島産の天然塩を使った塩レモンケーキは、今では年間約4万個を売り上げる人気商品という。
新商品の開発を検討する中、姫路名物になっているアーモンドバターに着目した。要冷蔵の製品が多いだけに、独特の風味や食感を焼き菓子で手軽に味わってほしいと、数カ月間試作を重ねた。
一般的なアーモンドバターはマーガリンを使用するが、サブレの生地は風味にこだわり、国産バターを使用。アーモンドも粒とスライスの2種類を使い、隠し味には家島産の塩も加える。土産物として手に取りやすいようにと、アーモンド柄の包装紙には姫路城柄の立体的なスタンプを張り付けた。
今後は味の種類も増やす予定といい、生田さんも「まるでアーモンドトーストを食べているかのような味に仕上がった。おしゃれに姫路らしさを感じてもらいたい」と話す。
1箱4枚入りで777円。同店(月火曜定休)TEL079・254・6066
(山本 晃)