北播

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 太平洋戦争末期に国鉄北条線(現北条鉄道)の網引駅近くで列車が脱線転覆した事故から丸72年を迎えた31日、兵庫県加西市網引町の事故現場で関係者らが犠牲者の冥福を祈った。雨が降る中、事故発生時刻に近い午後5時前、花を手向けて手を合わせる関係者らの前を、列車が弔笛を鳴らしながら通過した。

 1945年3月31日、試験飛行で旧姫路海軍航空隊鶉野飛行場(同市鶉野町)を飛び立った戦闘機「紫電改」が法華口-網引駅間の線路に不時着したため、レールが変形。直後に走ってきた列車が転覆し、乗客ら12人が死亡、62人が重軽傷

を負った。

 網引駅前には事故を伝える案内板があるほか、2011年に大阪の交通科学博物館(14年4月に閉館)で戦史研究家の上谷昭夫さん(78)=高砂市曽根町=が見つけた事故車両の動輪を加西市が借り受けて15年2~5月に同駅前で展示するなど、事故を語り継ぐ取り組みが行われている。

 事故の史料発掘に尽力する上谷さんは「事故を知る数少ない人が高齢化する中、風化させずに後世に伝えられるようにしたい」と話している。(河尻 悟)

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