北播

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姫路城城主の池田輝政にまつわる手紙と護摩釜=圓満寺
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姫路城城主の池田輝政にまつわる手紙と護摩釜=圓満寺

 姫路城を築城した池田輝政とのゆかりがある圓満寺(兵庫県多可町中区西安田)で21日午前10時から「阿修羅大祭」が催される。輝政を祈とうしたとされる護摩釜などの所蔵品を展示するほか、同寺に伝わる逸話を物語として書き起こした講談師旭堂南海さん(53)=加古川市出身=が講談を披露する。(長嶺麻子)

 平安時代からの歴史があるという同寺は、天災で一度は衰退したものの、17世紀になって高野山から来た僧、明覚上人によって再興されたとされる。姫路城の天守完成後の1609年に城内で見つかった「天狗の手紙」と呼ばれる呪詛(じゅそ)文を所蔵している。

 輝政に宛てた呪詛文には「天狗に呪い殺されたくなければ、城内に八天堂を建てよ」といった内容が記述されているが、これを放置した輝政は病に倒れた。招きを受けた明覚上人がほかの僧侶と共に37日間にわたって病気平癒の護摩祈とうを奉納。呪詛文を見た明覚上人は八天堂の建立も進言し、輝政の病は快方に向かったという。逸話の背景には、姫路城の大工事にあたって庶民の負担が増えた不満があるとみられる。

 呪詛文は昨年、県立考古博物館(播磨町)で開かれた築城に関する特別展でも公開された。姫路城の「平成の大修理」などを機に、この逸話にも再び光が当てられたことから、歴史を分かりやすく解説してもらおうと井村正応住職(46)らが、物語の執筆を南海さんに依頼。南海さんも実際に寺に足を運び、講談を完成させた。

 大祭当日は、鎌倉時代の土器「経筒」などの所蔵品も展示する。同寺TEL0795・32・0312

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