北播

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姫路海軍航空隊本部庁舎の跡地。奥に見える小山は防空壕。今は神戸大学大学院農学研究科付属食資源教育研究センターの敷地として使われている=加西市鶉野町
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姫路海軍航空隊本部庁舎の跡地。奥に見える小山は防空壕。今は神戸大学大学院農学研究科付属食資源教育研究センターの敷地として使われている=加西市鶉野町
鶉野飛行場滑走路の南側にあった「姫路海軍航空隊」の本部庁舎(上谷昭夫さん提供)
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鶉野飛行場滑走路の南側にあった「姫路海軍航空隊」の本部庁舎(上谷昭夫さん提供)
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■軍事情報が集まる拠点

 容赦なくセミの鳴き声が響く。72年前の8月15日も、うだるような暑さだっただろう。

 兵庫県加西市鶉野町、鶉野飛行場跡の滑走路(総延長約1200メートル)から南へ数百メートル。ここにあった姫路海軍航空隊本部庁舎は、軍事情報が集まる拠点施設だった。

 同飛行場跡の調査保存活動などに取り組む「鶉野平和祈念の碑苑保存会」会員の戦史研究家上谷昭夫さん(78)=高砂市曽根町=は「当時、青野原にレーダーがあり、その電波をここで受けていた」と説明。近くに今も残る防空壕は、電波を傍受する際などにも使っていたという。現在は神戸大大学院農学研究科付属食資源教育研究センターの敷地の一角になっている。

 加西市は同飛行場跡を、戦争遺産群や防災拠点として活用する計画を進める。北条鉄道法華口駅から同飛行場跡一帯を巡る約3キロの散策路も整備中。コースには同庁舎跡をはじめ、爆弾庫や防空壕、地下飛行指揮所、機銃座の名残も点在する。

 当時を知る生き証人が激減する中、上谷さんは資料収集や証言採取を続ける。「飛行場跡を歩き、貴重な歴史遺産を見て、何かを感じてもらえれば」と呼び掛ける。(河尻 悟)

     ◇

 終戦から72年。太平洋戦争を体験した世代は少なくなっていくが、当時の写真は戦争の記憶を鮮明に伝える。戦時下の北播磨。貴重な1枚から、いま、見えてくるものは。

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