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環境学習の意義を紹介する著書を出版した岸本清明さん=加東市梶原
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環境学習の意義を紹介する著書を出版した岸本清明さん=加東市梶原

 兵庫県加東市立小学校の元教諭で甲南女子大(神戸市東灘区)非常勤講師の岸本清明さん(66)=加東市梶原=が、教諭時代に総合学習を通して学級崩壊を克服した体験などを元に教育の在り方に一石を投じる初の単著「希望の教育実践-子どもが育ち、地域を変える環境学習」(同時代社)を出版した。「現場で悩む教師のヒントになるのでは」と語る。(桑野博彰)

 1974~2011年、市内の小学校で勤務し、理科教育に力を入れた。かつては基礎学力重視だった考えが180度変わったのが、98年に東条東小で学級崩壊したクラスを担任したとき。途方に暮れたが、子ども時代に川遊びが好きだったことから、近くの東条川を教材にすることを思い付いた。

 ミネラルウオーターの飲み比べを通して水への関心を抱かせた上で「水道水はなぜまずいのか」との疑問から、東条川の水質を調べる授業を行った。児童が川の汚れへの意識を高め、保護者を巻き込んだクリーン活動などを展開する中で学級崩壊は収まった。

 著書の第1章でこのエピソードを紹介。ほかに、専門家との対談や別の学校での取り組み、岸本さんに影響を受けた教諭の体験談などを盛り込んだ。書名については「教室の中での授業だけでは行き詰まる。外の自然や地域との関わりにこそ希望がある」と語る。

 親交のある大学教授の勧めと仲介で、大学での教科書用として10年越しでの刊行となった。「子どもの内面からわき出る学習意欲に火を付けることが大切。学習観が一変する内容になっていると思う」と自信を見せている。

 A5判、194ページ。2160円。

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