北播

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300万枚の写真のスライドショーと、太陽の軌跡などを捉えた作品=西脇市上比延町、岡之山美術館
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300万枚の写真のスライドショーと、太陽の軌跡などを捉えた作品=西脇市上比延町、岡之山美術館
コンピューターを用いて制作した「非語辞典」=西脇市上比延町、岡之山美術館
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コンピューターを用いて制作した「非語辞典」=西脇市上比延町、岡之山美術館

 電子機器などを用いるメディアアートの先駆者、幸村真佐男さん(74)=千葉県=の半世紀以上の創作活動を振り返る企画展が、兵庫県西脇市上比延町、岡之山美術館で開かれている。1960年代のグラフィック作品から、デジタルカメラで太陽の軌跡を写した近作まで、身体、視覚感覚、思考を関わらせてきた独創的な17作を鑑賞できる。10月9日まで。(長嶺麻子)

 多摩美術大在学中の66~69年、大型電算機と呼ばれていたコンピューターを初めてアート制作に取り入れた「コンピュータ・テクニック・グループ」(CTG)を結成し、日本IBMの協力を得てグラフィック作品を多作した。メディアアート黎明期を考察する上で欠かせない存在として知られる。

 今回は一筆書きしたジョン・F・ケネディをプロッター出力した作品などを展示する。

 コンピューターの利用はグラフィック制作にとどまらない。文字を一定の法則で組み合わせ、意味を持たない文字列を含んで未知なる世界の存在を示す壮大な辞書「非語辞典」シリーズに83年から取り組む。本展でも四字熟語集と共に紹介している。

 デジタルカメラ登場以降は、写真制作でも独特なアプローチを試みている。長時間露光で太陽を写した作品はフィンランドやノルウェー、中国など世界各地で撮影。太陽光の力強さに加え、色味や角度の違いに気付かされる。日常的に撮りためた300万枚をスライドショーとして約3時間に収めた作品も特別上映する。

 月曜(祝日の場合は翌日)休み。午前10時~午後5時。入館料310円(高校・大学生210円、小・中学生110円)。同美術館TEL0795・23・6223

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