北播

  • 印刷
「根日女」を演じる加西市こども狂言塾の塾生ら=加西市民会館文化ホール
拡大
「根日女」を演じる加西市こども狂言塾の塾生ら=加西市民会館文化ホール
能「杜若」に出演した人間国宝大槻文蔵さん=加西市民会館文化ホール
拡大
能「杜若」に出演した人間国宝大槻文蔵さん=加西市民会館文化ホール
狂言「蝸牛」で山伏を演じる野村萬斎さん=加西市民会館文化ホール
拡大
狂言「蝸牛」で山伏を演じる野村萬斎さん=加西市民会館文化ホール

 加西市こども狂言塾や、狂言師野村萬斎さんらによる「第3回加西能」が4日、加西市民会館文化ホール(兵庫県加西市北条町古坂1)で開かれた。同市観光まちづくり協会の主催。人間国宝の能楽師大槻文蔵さんも出演し、1、2部でのべ約1500人の観客は伝統芸能の魅力に酔いしれた。(森 信弘)

 第1部は、萬斎さんが監修・演出を手掛けた新作狂言「根日女」。公募で集まった播磨地域の小学4年~中学1年の塾生22人と卒塾生8人が、堂々とした演技を見せた。

 「根日女」は、播磨国風土記に記された悲恋物語「根日女伝承」を基にした。国造許麻の美しい娘、根日女と、2人の皇子、意奚と袁奚との恋を描き、根日女が葬られる場所として、現在の玉丘古墳(同市玉丘町)が登場する。

 塾生らは、昨年6月から月2回程度、市内で練習を重ねて本番に臨んだ。市能・狂言プロジェクト総合プロデューサーで、笛方藤田流十一世宗家、藤田六郎兵衛さんの笛の音が響く中、塾生らは気持ちを込めたせりふ回しで演じた。笑わせる場面では、観客の笑いをしっかりとった。

 意奚を演じた加古川市の中学1年藤元愛結栞さん(12)は「めっちゃ緊張したけど、お客さんが笑ってくれたのがうれしかった」。直接指導もした萬斎さんは「子どもらしく、元気にのびのびと演じていたのがよかった」と話した。

 第2部は、能楽師観世銕之丞さんが、面を付けずに演ずる仕舞「頼政」のほか、能「杜若」が上演され、人間国宝の大槻さんが優美に舞った。

 狂言「蝸牛」もあり、萬斎さんが登場。カタツムリを捕まえるよう命じられた太郎冠者が、萬斎さん演じる山伏をカタツムリと間違えてしまう話。萬斎さんが「でんでんむしむし」と言いながら舞台を歩き回り、観客の笑いを誘った。

 市能・狂言プロジェクト総合プロデューサーの藤田さんは「加西で能や狂言を見たこともなかった人が鑑賞するようになり、市外からも人が来るというのは素晴らしいこと。これからもずっと続けてほしい」と話した。

北播の最新
もっと見る

天気(5月21日)

  • 25℃
  • 16℃
  • 0%

  • 27℃
  • 11℃
  • 0%

  • 26℃
  • 17℃
  • 0%

  • 27℃
  • 15℃
  • 0%

お知らせ