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税金を課すため、田畑や屋敷などを色分けした浄谷村絵図=小野市立好古館
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税金を課すため、田畑や屋敷などを色分けした浄谷村絵図=小野市立好古館

 幕末と明治初期に描かれた村絵図21点を紹介する企画展が7日、小野市立好古館(兵庫県小野市西本町)で始まった。年代を追って製作技法が進歩していく様子が分かるほか、現存する社寺も描かれており、ふるさとの原風景に思いをはせることができる。9月30日まで。

 1837(天保8)年の池田村(現同市池田町)絵図では、ため池を山の上から下へ向かって順に整備しており、用水路や管理道など優れた水利システムをうかがうことができる。

 74(明治7)年の浄谷村(現同市浄谷町)絵図では縦1・7メートル、横2・4メートルの図面に3桁の地番が赤字でふられ、地権者名が黒字で書かれている。石野茂三館長(67)によると、政府は田の所有者から地価の3%を税金として徴収。江戸時代にあった不作時の年貢減免制度がなくなったため、農民が土地を手放して小作農に転落するなど格差拡大の一因となったという。

 市内に残る村絵図約150点の中で最大の「粟生邨全図」(縦3・6メートル、横4・6メートル)は豊かな田畑に支えられており、石高が加東郡(現小野、加東市)で当時最大の1461石を誇っていたことを示している。

 月曜(祝日の場合は火曜)休館。展示説明会が7月28日、8月12日、9月22日の午後1時半~午後2時に開かれる。同館TEL0794・63・3390

(笠原次郎)

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