北播

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杉原紙で作った納経帳の完成品=杉原紙研究所
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杉原紙で作った納経帳の完成品=杉原紙研究所
杉原紙で作った納経帳の完成品=杉原紙研究所
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杉原紙で作った納経帳の完成品=杉原紙研究所
60枚になるまで積み重ねられていく杉原紙=杉原紙研究所
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60枚になるまで積み重ねられていく杉原紙=杉原紙研究所
1枚ずつ丁寧にすかれる杉原紙=杉原紙研究所
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1枚ずつ丁寧にすかれる杉原紙=杉原紙研究所

 兵庫県多可町加美区鳥羽、杉原紙研究所で、杉原紙を使って西国三十三所巡礼の納経帳を作る体験型プランが登場した。60枚を自ら手すきし、その紙で印刷、製本してきり箱に入れてもらう内容で、費用は1冊7万9800円。世界に一つだけの品を求める富裕層向けの商品となっている。(長嶺麻子)

 1300年の歴史を誇る杉原紙は町内で栽培されたコウゾを使い、皮はぎや川さらしなど、ほぼ全工程を手作業で作る。通常の紙すき体験は半紙1枚で550円。

 今回の体験型商品は、地域資源を生かした新商品や観光を生みだそうとした同町商工会未来創造実践部が発案した。特別な体験を求める層に的を絞り、杉原紙の用途と相性の良さそうな巡礼に目を付けた。

 町内で需要を探ったところ、コウゾ栽培にも携わる町会議員の笹倉政芳さん(66)=同町=が手を挙げた。体験では1日10枚でも多いというが、同研究所の職員から手ほどきを受け、無心で紙をすき続けた。60枚目に到達すると「ものすごい達成感」と満足そうな表情を見せた。

 最後に表紙の色を選んで終了。乾燥させた紙は、専門業者の元で各札所の寺院名などを印刷した後、製本され、約1カ月半後に郵送される。複数人で紙すきに挑戦したり、大切な人に贈ったりもできる。

 笹倉さんは「周りに巡礼をしている人がいるので、自分もやってみようかと思った。値段は高いし、特別な商品。巡礼は必ずやり遂げる」と意気込む。

 今後の体験日は9月10日と10月15日。いずれも午前9時開始(作業時間は3時間程度)。各日先着2組。同研究所TEL0795・36・0080

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