北播

  • 印刷
住吉神社で見つかった明石藩主小笠原忠政の判物。約400年前に書かれているが保存状態は良好=小野市立好古館
拡大
住吉神社で見つかった明石藩主小笠原忠政の判物。約400年前に書かれているが保存状態は良好=小野市立好古館

 兵庫県小野市垂井町の住吉神社で、約400年前に明石藩主小笠原忠政が発行した古文書が同市内で初めて見つかった。土地を所有する藩主などが江戸時代に交代するたびに交わしていた覚書の一種で、神社の年貢を免除する代わりに神事や祭礼に励むよう求めている。7日に同神社で開かれる秋まつりで一般に初公開される。(笠原次郎)

 昨年秋、社務所の奥で漆塗りの箱に入っているのを中山松比古宮司(64)が見つけた。同市立好古館の粕谷修一副館長(52)が調べたところ、1619(元和5)年、神社を管理していた播州洞林寺(後に廃寺)に、明石藩主の小笠原忠政(1596~1667年)が宛てた「判物」であることが判明。相手への敬意を示すサインの一種「花押」が忠政本人によって文末に書かれていた。

 厚手の高級和紙「檀紙」(縦約46センチ、横約65センチ)に書かれ、忠政が前任者と同じく10石分の土地を神社に寄付する代わりに、神事や祭礼に励むよう求めている。粕谷副館長によると、当時は領主が、神社の土地の所有権とともに課税する権利も放棄していたという。

 「犬の七五三詣」を受けている同神社は、「生類憐れみの令」で犬を救った5代将軍徳川綱吉が同神社に宛てた朱印状の写し(1685=貞享2=年)も同時に展示する。内容は綱吉が同じく年貢を免除するというもの。ほかに、安土桃山時代などに本尊の代わりに拝まれていた直径約30センチの「懸仏」4点と、江戸時代の三十六歌仙図の絵馬4枚も公開する。

 中山宮司は「いずれも貴重な史料なので、この機会に広く見てもらいたい」と話している。展示は7日午前10時半~正午。同神社TEL0794・62・2212

北播の最新
もっと見る

天気(4月26日)

  • 24℃
  • ---℃
  • 50%

  • 15℃
  • ---℃
  • 80%

  • 22℃
  • ---℃
  • 60%

  • 22℃
  • ---℃
  • 80%

お知らせ