北播

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杉原紙アイデア商品コンテストで最優秀賞を受けた「千年の折り鶴」などの作品=ベルディーホール
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杉原紙アイデア商品コンテストで最優秀賞を受けた「千年の折り鶴」などの作品=ベルディーホール
パネルディスカッションで杉原紙について討議する小栗栖健治さん(手前から2人目)ら=ベルディーホール
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パネルディスカッションで杉原紙について討議する小栗栖健治さん(手前から2人目)ら=ベルディーホール
和紙展に出展された(下から)漆をこす紙、酒おけの目張りに使った厚紙、まゆ袋の和紙=ベルディーホール
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和紙展に出展された(下から)漆をこす紙、酒おけの目張りに使った厚紙、まゆ袋の和紙=ベルディーホール

 平安時代から900年以上の伝統を受け継ぐ兵庫県多可町の特産杉原紙について考えるシンポジウムが17日、同町中区中村町のベルディーホールで開かれた。一時は紙の代名詞になるなど、全国的な人気を集めたことを専門家が紹介。参加した町民ら約250人が、郷土の和紙の魅力を再認識した。(笠原次郎)

 コウゾを原料に同町加美区の杉原谷地区で生まれた杉原紙について、2016年度から3年かけ、専門家4人でつくる同町の「総合調査委員会」が歴史的意義などを調査。今回は総仕上げとして、文化財関係者らの「町文化遺産活用実行委員会」とともにシンポジウムを企画した。

 総合調査委員会委員長の湯山賢一・神奈川県立金沢文庫長(72)が、杉原紙は平安時代から厚手高級紙「檀紙」に次ぐ存在だった-と強調。同副委員長の小栗栖健治・播磨学研究所副所長(64)は「室町時代には誰もが知る紙となり、各地方で杉原紙を模した紙が作られた」と報告した。

 古文書に詳しい富田正弘・富山大名誉教授(76)と埴岡真弓・播磨学研究所研究員(63)も加わった討論では、古代から現代までの和紙の盛衰について、同町の歴史に沿って語り合った。

 会場では、杉原紙を研究した故寿岳文章さんが戦時中に全国で集めた和紙千点以上の中から約110点を展示。材料や質感の異なる多様な和紙に来場者が見入った。

 町商工会などが募った、杉原紙を使ったアイデア商品の表彰もあった。折り鶴を作るなど色紙としての活用法を考案し、66点から最優秀賞に選ばれた男性(60)=西脇市=は「海外の旅行客のお土産にしてもらい、日本文化をより深く知ってもらえたら」と話していた。

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