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古文書を基に復元した市街地図なども展示している特別展=小野市立好古館
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古文書を基に復元した市街地図なども展示している特別展=小野市立好古館

 小野市立好古館(兵庫県小野市西本町)で、江戸時代の人々の生活に焦点を当てた特別展「小野藩陣屋町と村のくらし」が開かれている。武士と商人によって栄えた陣屋町と周辺の村々の様子などを、古文書や村絵図など約50点で紹介している。(笠原次郎)

 同館は地域の歴史を掘り起こすため、2005年度から市内6地区を順に調べ、17年度からは小野地区が対象となっている。

 小野藩陣屋町は1653(承応2)年、原野を切り開いて造られた。発展を願う藩主が税金を徴収しなかったため、北播磨一円から人が集まり、商人の家約100軒、武家屋敷約130軒が立ち並んだ。同館は1747(延享4)年の古文書を基に復元した千分の一の市街地図を展示。南北約730メートルに町屋が立ち並ぶ様子が分かる。仕事を求めて遠方から転入してきた記録も残り、明石や姫路などの村から集まったという。

 陣屋町が発展するにつれ、周辺の村から賃金労働者として通う人々も増加。展示されている年貢決定通知書によると、当時の税金は収穫米の4割だった。麦や菜種、綿などの作物には税がかからないため、実質的な税率は20%程度で、村人は比較的豊かな生活を送っていたとみられる。

 岩窓神社(同市久茂町)に残る俳諧額には一般人らによる俳句約70首が書かれ、奉納によって上達を願った。石野茂三館長(68)は「町人や村人たちの充実した暮らしぶりに思いをはせてもらえたら」と話す。

 25日午後1時半からコミセンおの(同市王子町)で、神戸大の加藤明恵特命助教が陣屋町をテーマに講演する。粕谷修一副館長(53)による展示説明会は12月8日午後1時半から。いずれも参加無料。

 特別展は12月24日まで。月曜休館。市立好古館TEL0794・63・3390

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