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東北へのメッセージを書いたタイサンボクの葉を見せる児童たち=泉小学校
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東北へのメッセージを書いたタイサンボクの葉を見せる児童たち=泉小学校
泉小学校近くの大イチョウが登場する森はなさんの作品「お葉つきいちょう」
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泉小学校近くの大イチョウが登場する森はなさんの作品「お葉つきいちょう」

 「やすらかにねむってください」「ふっこうがんばって」-。東日本大震災の被災地に向けた鎮魂や復興のメッセージを、泉小学校(兵庫県加西市殿原町)の児童約170人がタイサンボクの葉の裏につづった。震災から丸8年となる11日、追悼の思いを込めた「木の葉の舟」として、福島県相馬市の海岸で流される。(森 信弘)

 「木の葉の舟流し」は、朝来市出身の児童文学作家森はなさん(1909~1989年)の代表作「じろはったん」で、主人公が戦死した親友の名を書いた紙をタイサンボクの葉に縫い付けて海に流したことにちなんでいる。

 森さんが教諭をしていた高砂市の「森はな顕彰会」が、2年前から県内の学校などに協力を呼び掛けている。昨年は同市や加古川市、姫路市の小学校や東北の高校などが参加し、葉は約8千枚に。今年は加西市の小学校も初めて加わった。流すのは約8500枚になるという。

 泉小学校の近くには、イチョウの木の精を主人公にした森さんの作品「お葉つきいちょう」に登場する県天然記念物の大イチョウがある。毎年、木の下で住民が児童に読み聞かせをするなど森さんとのゆかりが深く、同顕彰会が協力を依頼した。

 長さ20センチほどの葉に、全児童169人はそれぞれの思いを込めた。4年生では教諭の倉内遼さん(31)が「阪神・淡路大震災で全国から応援してもらった兵庫から、復興に向け頑張っている東北にメッセージを伝えよう」と呼び掛けた。児童は紙に下書きをした後、ペンで葉に丁寧に書いた。

 「服のデザイナーになりたい」と将来の夢を書いて励ます児童も。「希望を持ってがんばってください。応援しています」としたためた男児(10)は「苦しい時があるだろうけど、希望を持ったらいいことがある、と思って書いた」と話していた。

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