北播

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「根日女」を演じる加西市こども狂言塾の塾生ら=加西市民会館文化ホール
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「根日女」を演じる加西市こども狂言塾の塾生ら=加西市民会館文化ホール
狂言「佐渡狐」を披露する野村萬斎さん(右)=加西市民会館文化ホール
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狂言「佐渡狐」を披露する野村萬斎さん(右)=加西市民会館文化ホール

 「第4回加西能」が4日、加西市民会館文化ホール(兵庫県加西市北条町古坂1)で開かれ、同市こども狂言塾の塾生らが、狂言師野村萬斎さんが監修・演出を手掛けた「根日女」を熱演した。萬斎さんが出演する狂言や、能の舞台もあり、延べ約1450人の観客が伝統芸能の魅力を堪能した。

 同市観光まちづくり協会の主催。第1部の「根日女」は、播磨国風土記に記された悲恋物語「根日女伝承」を基にしており、玉丘古墳(同市玉丘町)も舞台になっている。2015年から塾生らが演じる。

 今年は、播磨地域の小学4年~中学2年の塾生、卒塾生の計34人が出演。先月に続いてこの日も萬斎さんから直接指導を受けた子どもらはせりふに気持ちを込め、堂々と演じた。

 2人の皇子に愛される根日女を務めた北条中1年の吉川明里さん(12)は「緊張したけれど、稽古を頑張ってきたので、いい演技ができて達成感があった。これから、令和の時代に生まれる子どもたちにも根日女の話を伝えたい」と晴れやかに話した。

 昨年8月には、こども狂言塾に深く関わった市能・狂言プロジェクト総合プロデューサーの能楽笛方、藤田六郎兵衛さんが亡くなった。第2部の前には、藤田さんの後を受け、同プロジェクト特別顧問に就任した能楽協会理事長の観世銕之丞さんが「優秀なだけでなく、加西能への愛情が深かった。あの世でも笛を吹いているだろう」と藤田さんへの思いを語った。

 第2部では萬斎さんが狂言「佐渡狐」を披露し、ユーモラスなせりふ回しで会場を笑わせた。人間国宝の能楽師大槻文蔵さんらは、藤田さんへ追悼の意味を込め、鼓の天才少年を描いた能「天鼓」を演じた。(森 信弘)

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