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余命半年の宣告を受け、人生で大切なことを考えるゲームで、想像を膨らませる福祉職の人たち=小野市うるおい交流館エクラ
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余命半年の宣告を受け、人生で大切なことを考えるゲームで、想像を膨らませる福祉職の人たち=小野市うるおい交流館エクラ

 兵庫県北播磨の福祉職を対象にした終末ケアの研修会が22日、小野市うるおい交流館エクラ(中島町)で開かれた。「病気で余命半年と宣告された」と想定した約60人がその後の人生で譲れない5項目を選ぶゲームを通して、施設利用者が望むケアをより深く検討する必要性を認識した。

 ふたばの里(小野市二葉町)▽伽の里(同県加東市天神)▽しんじょ(加東市新定)の3介護施設が主催。介護施設の創設や黒字化に取り組む藤井円さん(47)=大阪府茨木市=が講師を務め、ケアマネジャーや介護士、看護師らに人生の最後で本当に必要なものを探す「もしバナゲーム」を紹介した。

 35枚のカードには「大切な人とお別れをする」などと書かれており、余命半年の想定で大事にしたい言葉を五つ選び、選んだ理由をほかの3人と語り合う。

 加古川市内の老人保健施設で介護士を務める城谷英典さん(38)は「誰かの役に立つ」を選択。腎臓の難病を抱え、長く生きられない恐れがあるといい「趣味のエイサーを究め、いい人生だったと思えるようにするのも目標」と語った。

 小野市内の介護士の女性(33)は「人生の最期を一人で過ごさない」というカードについて「死期が迫ったおばあちゃんに『よう頑張ったね』と声を掛けたら、安心したように息を引き取った。誰も一人では死にたくないのだと思う」。

 藤井さんは「死という縁起でもない話をもっと身近に、当たり前にできるようにしなくては」と話した。(笠原次郎)

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