北播

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多くの人が参加し、水道事業を民営化することの是非などについて議論した=小野市うるおい交流館エクラ
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多くの人が参加し、水道事業を民営化することの是非などについて議論した=小野市うるおい交流館エクラ

 水道民営化後の料金値上げなどに苦しんだ欧州各国の先例に学ぶ催しが1日、兵庫県小野市うるおい交流館エクラ(中島町)で開かれた。北播磨一円から集まった市民ら約60人が、昨年秋の法律改正で水道民営化も可能になった日本の現状と課題などについて議論した。(笠原次郎)

 北播磨5市1町の医師と歯科医約250人でつくる「県保険医協会北播支部」が主催し、ギリシャで製作された記録映画「最後の一滴まで ヨーロッパの隠された水戦争」を上映した。

 映画では、パリの水道サービスを担った企業が料金を値上げする一方、15~20%あった営業利益を7%と過少に報告し、告発した社員を解雇したことを紹介。ポルトガルの12万人都市は、水道使用量が予測より少なかったとして、運営する多国籍企業から1億7200万ユーロ(約210億円)の補償金を請求された。支払いには500年以上かかる額だったという。

 同映画の日本語版を製作したNPO法人アジア太平洋資料センター(東京都)の内田聖子共同代表(48)が欧州の実情を解説。さらに「民営化を防いだとしても、日本では今後、人口減で料金が上がっていかざるを得ない。まずは水道の仕組みについて関心を持って」と呼び掛けた。

 多可町の約20世帯で簡易水道を利用しているという男性(68)は「簡易水道の料金は町水道の半額ほど。これからも命の源である水を地域で大事に守っていきたい」と話していた。

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